注文住宅で回避しておきたいトラブルについて!事例と対処法を解説

注文住宅で回避しておきたいトラブルについて!事例と対処法を解説

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この記事の監修・執筆者

未来不動産コンサルタント株式会社

代表取締役 小川 樹恵子

保有資格:不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸経営不動産管理士、FP2級、証券外務員2種、貸金取扱業務取扱主任者

【本サイト(鯨鑑定士の不動産売却・投資)のメイン監修者】2007年から2014年の間に、個人の不動産鑑定事務所ほか、住友不動産株式会社に勤務し、不動産鑑定評価実務や不動産売買の経験を積み、「不動産の鑑定評価から売却・購入までワンストップ対応!」をモットーに、2014年未来不動産コンサルタント株式会社を設立し、現在は、不動産鑑定・不動産売買のほか不動産実務等の講師なども務めている。

注文住宅とは、好きな場所に土地を買って、あるいは、現在保有している土地に、部屋の間取りやデザインなどを思いのままに自由に設計して建てることです。

ですが、注文住宅は自由自在にプランニングできる反面、予期せぬトラブルに悩まされるということも少なくありません。

つまり、自由であるがゆえに、失敗をしてしまうリスクも高いということ。

そこで、ここでは、注文住宅を建てたときの実際のトラブル事例などから、その対処法について解説していきます。

こざかな生徒
こざかな生徒

これらの事例を事前に知っておけば、最初から失敗を回避することもできますね。

あなたのイメージ通りの注文住宅を建てたいのなら、トラブル事例を知っておくことはとても大切ですよ。

クジラ先生
クジラ先生

注文住宅にはフルオーダーとセミオーダーがある

ではまず、注文住宅のトラブルを回避するために、注文住宅ことについて確認しておきましょう。

注文住宅は、自分の所有する土地に自由設計で家を建てる方法のことです。

自由設計ですから、建築基準法の範囲内であれば、言葉のとおり自由自在な注文をして住宅を建てることができます。

たとえば、次のようなことを自由に選択できます。

注文住宅でできること

建坪の広さ各部屋の数や間取り何階建てにするか
キッチンの種類やレイアウトお風呂の場所や仕様
トイレの場所や仕様照明やスイッチの配置場所や仕様
床材の種類や仕上げかた壁材の種類や仕上げかた
天井材の種類や仕上げかた窓の大きさや位置、種類外壁材の種類や仕上げかた
屋根材の種類や仕上げかたドアやドアノブの種類や仕上げかた
カギや防犯システムの種類や仕上げかたコンセントの位置

といった、ありとあらゆる家の仕様を、あなたの思い通りに注文することができます。

いわゆる『こだわってイチから建てる住宅』です。

なので、マイホームに対する想いやこだわりが強く、とにかくイメージどおりの家を創りたいという人向け。

これは、注文住宅のなかでも、『フルオーダー方式』と呼ばれる家の建てかたです。

ですが、フルオーダーの注文住宅は、お金と時間にかなり余裕のある人でないと、なかなか建てられません。

上記にあげた一つ一つを、納得いくまで吟味しながら設計士と打ち合わせを重ね、建設会社に建ててもらい、その都度チェックをしながら進めるのですから、お金も時間もかかります。

また、実際に住宅が完成してみないと、全体のバランスやこだわりの良し悪しもわかりません。

一方で、住宅を建てる際に、

  • こだわりたい場所はあるけれど、さほど気にしないところもある
  • 細かいところまでフルオーダーで決めるのは大変そう
  • フルオーダーするほどの時間はかけられない

という人も中にはいます。

こだわりたい場所以外は、ある程度決まった中から選択していくという建てかたです。

このような方法を、注文住宅では『セミオーダー方式』といいます。

セミオーダー方式は、住宅の仕上がりムラも少なく、建築コストもフルオーダーをするときより節約することができます。

注文住宅を頼むのはハウスメーカー?工務店?

ハウスメーカー
こざかな生徒
こざかな生徒

では、注文住宅を頼むのは、ハウスメーカーと工務店、どちらが良いのでしょうか?

また、どちらに依頼すれば節約できるのでしょうか?

それは、ハウスメーカーと工務店の特徴を知ると、よくわかります。

クジラ先生
クジラ先生
ハウスメーカーの特徴エリア対応力が広範囲仕様や規格がメーカーごとに統一されている
建築工期が短く計画通り進められる一定の品質が保たれている
安定した経営基盤のところが多いのでアフターケアも万全住宅展示場などでモデルハウスを見て確認できる
工務店の特徴特定のエリアで地域密着型建築工事にかかわる各職人手配や管理をする
会社の規模は小さいところが多い(社長と職人数名など)
会社ごとに得意な工法やデザインを持っている間取りやデザインの自由設計ができる

ハウスメーカーとは、独自のブランド掲げ、都道府県規模で営業している大きな住宅建設会社のことです。

ですから、支社や支店がたくさんあり、建築対応エリアも広いのが特徴です。

建築仕様や規格も会社で統一されていて、工期も最短最適に構成され、各業種の作業分担も明確なので短時間でスムーズに住宅を建てることができます。

特に有名なハウスメーカーは、いずれもオリジナルの住宅商品を持ち、営業サービスや建築品質も一定以上に保たれています。

大きな会社ならではの安定した経営基盤で、アフターケアやメンテナンス体制も充実していますから、住宅建築後も安心でしょう。

また、多くのハウスメーカーは住宅展示場などがあり、モデルハウスを公開しているところも多いので、実際に建てられた家の仕上がりなどを見て確認することができます。

一方の工務店は、地域密着型で小規模経営の住宅建設会社です。

工務店の仕事は、住宅建設工事全体を管理し、建築に関わる各業種や職人手配、工程管理などをします。

このため、会社の規模や住宅の特色、営業のスタイルなども実にさまざまで、

  • 社長と職人といった昔ながらの小さな工務店
  • 会社規模も組織的で年間着工棟数の多い工務店
  • 大手フランチャイズの加盟店

などもあります。

工務店は、それぞれの会社ごとに得意な工法やデザインは異なります。

また、大手ハウスメーカーみたいに経営基盤やアフターケアが安定しているかというと、決してそんなことはないかもしれません。

ですが、建築するときの間取りやデザインを、小さい会社ならではの対応力で自由に決められるという長所はあります。

さらに、次のような項目別に比較すると、ハウスメーカーと工務店には、それぞれ強み・弱みのあることがわかります。

ハウスメーカーと工務店の項目別比較でわかること

建築コストや価格面

ハウスメーカーと工務店、具体的にどのような部分が違っているのか?

次のように、建築費用、住宅プランの作りかた、実際の建てかた、アフターケアなどの項目別に、さまざまな要素を比較してみるとわかります。

建築コストや価格面について考察する

ハウスメーカーは、オリジナルの建築方法を持つことで、建材の種類や製品の規格を一律化し、大量生産対応によって原価コストを下げています。

ですが、そのぶん、

  • 都道府県ごとの営業体制構築
  • 自社工法による住宅展示場でのモデルハウス運営
  • 自社に集客を促すためのテレビやラジオCMといった広告宣伝費
  • アフターケア体制の構築と維持

といった事業運営コストが過分にかかっており、それらの費用なども建築費用に乗せられ、さらに人件費と営業利益なども加算された価格設定になっています。

ですから、全国での対応エリアが広ければ広いほど、社員のお給料なども全国対応型になるため、人件費などは高い傾向にあります。

また、テレビCMなどは広告を打てば打つほど費用がかかりますから、これらもすべて建築コストに反映されていることは否めません。

つまり、決してお安い、おトクだとは一概にいえないのです。

むしろ、ハウスメーカーと同じ仕様の家を建てる場合は、高額な広告費や会社経費をかけていない地元の工務店にお願いするほうが、節約できる可能性大です。

後悔しない為に…住宅プランの作りかた

住宅プランの作りかた

ハウスメーカーは、自社のオリジナル設計や自社理念に合わせた建築プランを数多く持って営業しています。

ですから、それらの建築プランにあわせてチョイスされた建材・設備の中から、好きな内容を選んで決めていくことがほとんどです。

なので、建築プラン外の要素を取り入れるとなると、対応外あるいはオプション追加工事になってしまいます。

このような住宅プランは、「どんな家にしたらいいのかわからない」という人向きで、選択肢がある程度決まっているぶん迷うことが少ないというメリットがあります。

一方の工務店は、住宅プランづくり自体に自由度があり、希望の間取りや内装仕上げ、受託設備品のチョイスや外装材などを自由にプランニングできます。

ですから、マイホームづくりに強いこだわりがあって、巷でよく見かけるデザインではない、オリジナルを追求したい人は、自由設計を得意とする工務店のほうがオススメです。

注文住宅を依頼した後の実際の建てかた、技術力や工期

ハウスメーカーに建築を依頼したときは、実際にはそのほとんどが地元の工務店へ作業を依頼(下請け)しています。

というのも、ハウスメーカーの多くは、建築工法や仕様品質を決めるだけで、自社で施工する会社はほとんどナイとってよいほど少ないのです。

ですから、実際に現地で建築工事を請け負うのは、地元の工務店です。

つまり、どちらへ頼んだとしても、施工の技術力などに違いはなく、優劣はつきません。

ただし、ハウスメーカーは、オリジナル工法による建築部材や資材の規格化がなされているため、建築品質を均一に保ちやすい。

また、建築工程もマニュアル化・システム化されているので、工務店に直接依頼して建ててもらうよりも短期間で完成します。

注文住宅におけるアフターケアについて

マイホームは『建てて引き渡ししてしまえば終わり』ではありません。

建築後から長いあいだ実際に暮らす家ですから、アフターケア対応などがしっかりしていないと安心できませんよね。

この場合、地域密着型の地元工務店だと、困った時にはすぐに駆けつけて対処してくれるでしょう。

ただ小規模の会社ですと、受注が重なっている時期に依頼しても待たされるかもしれません。

そして、小規模ならではの、倒産リスクも考えておく必要があります。

倒産してしまったら、アフターケアを依頼することもできなくなるからです。

その点、経営基盤が安定している全国規模のハウスメーカーは、安心感があります。

ハウスメーカーは、その多くが

  • 無料修理期間の設定
  • 定期点検などアフターケア制度

などが完備されており、競合する会社との差別化を図るうえでもサービス品質の向上に投資していますから、長期にわたって安定したアフターケアを受けられます。

ハウスメーカー、工務店、注文住宅を依頼するならどっち?

ハウスメーカー、工務店、どっち?

以上が、ハウスメーカーと工務店のそれぞれの特徴や違いです。

こざかな生徒
こざかな生徒

どちらもメリット・デメリットがありますから、注文住宅を建てるとすればどちらがよいのか、悩ましいですね。

ですから、悩んだ時は、次のような部分をポイントに検討してみましょう。

クジラ先生
クジラ先生

安心感で選ぶならハウスメーカー

全国展開をしている大手のハウスメーカーには、ブランド力と抜群の安心感があります。

ですから、建築品質や応対サービスも、一定の高レベルであることは間違いありません。

また、大手ほど経営基盤がしっかりしていることが多いので、マイホームを建てた後のアフター対応も安心してお任せできます。

安心感第一なら、ハウスメーカーでセミオーダー式の注文住宅を建てるのがよいでしょう。

工務店はこだわり注文住宅を節約で

工務店の魅力は、地域密着型のきめ細かい対応力とプランの自由設計度です。

間取りやデザイン、設備品から建具、外装に至るまで、最初からすべて自由に考え、設計担当者とともに、こだわりの家を創ることができます。

選ぶ建築資材も自由ですから、お部屋によって仕上げかたを変えたり、こだわりたい場所にはたくさんお金をかけ、逆にあまり重視していない場所や部位には低コストの資材を使うといった節約もできます。

このように、こだわりの注文住宅を節約しながら建てたいのなら、地元工務店のフルオーダー式がよいでしょう。

注文住宅を建てる場合は、以上のような建築会社の特徴を見極めて選ぶこと。

そうすることが、トラブル回避の第一歩となります。

とはいえ、いざ注文住宅を自由設計する立場になると、全く予想だにしてなかったコトに出くわすことがあります。

ですから、次のような注文住宅の失敗例や、実際に建てた人が後悔したポイントなどをあらかじめ知っておきましょう。

そうすれば、対処方法もおのずとわかってきます。

注文住宅で建てた際の失敗事例や後悔談とは?

注文住宅の失敗事例や後悔談

「マイホームは三度目でやっと納得がいくものができる」

といわれるほど、注文住宅をイメージどおりに建てるのは難しいものです。 

テレビや雑誌などで見かける人気の仕様や設備設計スタイルが、あなたのマイホームにすべてピッタリということは決してありません。

 ですから、ここからは、注文住宅を実際に建てられた人の失敗例や後悔談の事例などから、トラブル回避のヒントや対処法を探ってみましょう。

1. リビングの広さや部屋の間取りにまつわる失敗談

注文住宅を設計するときに机上で思いをめぐらす「間取り」は、要注意ポイント。

図面に書き起こした間取りから、音や温度、暮らしを感じとる想像力が必要です。

注文住宅のリビングや間取りに関する失敗談

リビングには畳敷きスペースが欲しいと思ったが、広すぎて逆に冷暖房の効率がかなり悪くなってしまった。これなら畳敷きスペースを間仕切って、収納を増やしたほうが使い勝手は良い感じはする。
リビングを吹き抜け仕様にしたが、2階にいる子供に声をかけるのに便利な反面、夜などに来客と話しているとリビングを通して各部屋に声が響いてしまうことに住んでから気がついた。吹き抜けは音問題を考えて設計すべき。
リビングの隣に和室をつくり来局用に間仕切ったが、実際にほとんど使わない。こんなことならリビングをもう少し広くしたほうが満足できた。
和室を4.5畳にしたが狭すぎた。来客が2人以上の場合、布団を敷くとキチキチで家具は何も置けない。狭いと使い勝手も良くないので、おのずと使わない部屋になってしまった。和室は6畳くらいないと来客用にも使えない。
書斎を2階にしたが、住んでから玄関近くにあったほうが便利だと気がついた。2階の書斎は、帰宅後に階段を上がるのが面倒で、ついつい荷物を1階に置きがちになる。
建坪の関係で、子ども部屋が細長い形になり、ベッドを置く位置が限られ、部屋のレイアウト変更を自由にできず不便。部屋の形は住んだあとの使い勝手や配置も考えるべきだった。
寝室は寝るだけなので多少狭くても大丈夫だと思い、収納ナシの7畳にした。だがダブルベッドを置き、テレビと棚を置くとそれだけでキツキツになり、通路が取れなくなってしまった。

以上のことから、リビングや部屋の間取りに関しては、次のような対処法を知っておきましょう。

  • 部屋に置きたい家具や家電などは、実寸のサイズを図面上にも書き込んで残りの広さを確認する
  • 家族がいちばん長い時間を過ごす場所に、ゆとりのあるスペースを確保する
  • ドアや収納扉は開いた状態もイメージし、歩く導線や使う家具の配置をチェックする
  • 広すぎて使いづらい、家事がしづらいといった、実際の使い勝手をイメージしてみる
  • 通路は家族がすれ違うコトも想定した十分な幅か?
  • 将来的なライフスタイルの変化を見込んだ部屋間取りの配置、広さとなっているか?

このようなポイントを、あなたの生活スタイルに照らし合わせながら、頭の中で何度もシミュレーションすることで、トラブル回避をすることができます。

2. 収納の広さや利便性に関する失敗談

注文住宅では広さや間取りもさることながら、収納づくりもまた重要です。

そして収納は、広さだけでなく内部造作や、実際にモノを出して収納するシーンまでをイメージしながら決めなければなりません。

収納に関する失敗談

夫の書斎を、寝室に隣接したウォークインクローゼットの奥という間取りにしたため、クローゼットが通路になってしまい、とても不便。結局、通路のために荷物をしまう量も減ってしまった。
食品庫の棚の奥行きを失敗した。棚は広いほうが良いかと思ったが、広すぎると小さい食材は奥になって見づらくなることに気がつかなかった。左右で棚の奥行きを変えるとか、実際の利用シーンを考えるべきだった。
クローゼットが小さすぎて、手持ちの洋服をすべて収納できなかった。洋服ハンガーを引っ掛けるバーを、もう少し長く取るべきだった。
収納が建坪の関係で2階のロフトだけになった。そのぶんかなり大きなスペースにはしたが、結局家の中の収納はこの1ヶ所だけとなり大きな荷物をすべて階段とハシゴで手揚げしなければならない羽目に。これは歳をとったら出来ないかもと感じている。
玄関にコートを収納できるクローゼットをつくればよかった。外から帰ってきたらすぐにコートをかけられず、ついついリビングの椅子にかけてしまうため。
ウォークインクローゼットをサイズ指定して造ってもらったが、手持ちのタンスを2個並べると巾木の厚みで1cmほど足りなかった。結局、巾木を外し内壁を細工して収めたが、実際の配置を考えて多少ゆとりのある寸法にすべきだった。
玄関収納を天井までのトール収納にし扉をミラー仕上げにした。たっぷり収納ができてミラー効果で広く見えて良い反面、玄関にちょっとした小物を置いたり飾ったりする棚がないと意外に不便なことにあとから気がついた。

収納に必要なペースは、床面積だけでなく、モノを実際に出し入れしたシーンを想像しながら考えるのがコツです。

  • 図面上の収納スペース内寸をおさえ、幅や奥行きのcmを記入して確認したか?
  • 収納したい実物のサイズと、収納内寸の幅、奥行き、高さなどに余裕はあるか?
  • クローゼットや靴収納の大きさは、今の住まいと比較しても同等以上か?
  • 収納するモノと使う場所までの距離は近く動線的にスムーズか?
  • 収納扉は利用シーンに合わせ開き戸、折り戸、引き戸とう利便性を確保できているか?
  • オープン型収納などの場合、リビングや玄関などから丸見えになっていないか?
  • よく使うモノや、頻繁に出し入れするモノがスグに収納できる形や容量になっているか?
  • 収納内部に、照明やコンセントをつける必要はあるか?
  • どこに何をしまうのか、家族にも使いやすい収納になっているか?

以上のポイントに注意することで、理想の収納をつくることができます。

3. キッチンに関する失敗談

主婦のかたは特にキッチンに対するこだわりが強いのですが、その一方で失敗したという声も少なくありません。

キッチンに関する失敗談

原因結果
据え付け型の食器洗い乾燥機を設置したが、高額なこともあり普及タイプを選択期待したほどキレイに洗えなかったので、結局使わないハメに。食洗機の洗浄力にはこだわったほうが良かった。
オープンキッチンをつくった夏場は調理中の熱がリビングにまで広がり逆に暑くなる。また間仕切りもないのでニオイもリビングまでいき不快に感じる。更に冷暖房の効率も悪いと感じた。
キッチンの生ゴミ処理のことを考えずに設計玄関まで持っていくまでに床を汚してしまう。キッチンで出るゴミを処理する導線などもよく考えておくべきだった。
小さな子供用のベビーゲートの設置ができない設置するための壁がなく、結局ベビーゲートをつけられないハメに。
照明を見た目のおしゃれデザインに惹かれLEDライトを設置調理するときの手元に十分な明るさが届かず調理作業がしづらかった。
見た目おしゃれに見えるパントリーをキッチンそばに設置換気のことを忘れ、ニオイや熱がパントリー内にこもりがち。そのため傷む食品も多く出てしまうことに。
キッチンまわりのコンセント不足延長コードつきのタップを露出させて使うハメになった。キッチンまわりのコンセントは、充分な数以上を確保したほうが良かった。

キッチンで一番重要になるのは、使い勝手の良し悪しです。

ですから、

  • 料理をするとき、材料を運ぶとき、ゴミ処理するときの導線を考える
  • パントリーは近くにあるか、また、玄関からの距離は近いか?
  • 仕様する家電品の配置や使い勝手、コンセントの数も考慮する
  • IHヒーターが好きなのか、ガスコンロが良いのか?

といった他にも、熱のこもりやニオイ対策についても考慮しなければなりません。

4. トイレに関する失敗談

トイレもまた、毎日使う水廻りですから、機能だけでなく配置も注意深く考えなければなりません。

トイレに関する失敗談

原因結果
2階建て住宅でトイレは1階だけに設置寝室を2階にしたので、夜のトイレのたびに1階に降りるのは、意外とわずらわしい。ましてや、夜の階段登り降りは不便かつ危険もあるので2階にもつけるべきたった。
水廻りを一カ所に集約したかったので、トイレをリビングの奥に配置帰宅して玄関トイレに辿り着くまでの移動距離が長くなることに気がつかず、とても不便に感じるようになった。
玄関そばにトイレを配置訪問客があるときにトイレを使いづらくて不便だった。
トイレをリビングの近くに設置トイレの音がリビングまで漏れ聞こえることがある。また、ニオイもしたりすることがあり、不快に感じるようになった。
トイレの配置をリビングから見えるところに設置トイレに行くたびにリビングから見られているようで入りづらく感じた。リビングにいる側も、トイレに出入りする様子が見えると気を遣ってしまう。
トイレの換気が弱いニオイ問題に悩まされることになった

トイレに関する失敗談の多くは

  • 音とニオイ対策
  • 利用時の動線問題

トイレは日常的に家族全員が使う場所なので、生活動線を考慮し、音やニオイのストレスを感じない場所に配置しましょう。

5. お風呂に関する失敗談

お風呂もまた、毎日使う場所なので、脱衣所を含めたつくりや広さを考えなければなりません。

お風呂に関する失敗談

洗面所にいくのにリビングを通るレイアウトにしてしまい、入浴後に浴室から部屋に移動するときに必ずリビングを通ることに。年頃の娘が薄着でリビングを通ることを嫌がっている。
浴室を2階にしたが、子供達が外遊びから帰宅時に汚れた姿のまま玄関から階段を登って浴室に行くので、通路がすべて汚れてしまう。
くもりガラスの窓にすれば問題ないと思い浴室を道路側に設置したが、子供と入浴中の声が外に漏れることに後から気がついた。それいらい浴室で会話するのに抵抗がある。

お風呂は浴室の広さだけでなく、脱衣所までの動線や広さ、家事をするときの使い勝手、家の中での位置なども快適さに大きく影響してきますから、充分に検討することが必要です。

6. 音や光に関する失敗談

家の中で聞こえる音(子供の足音、テレビの音、話し声、食洗機や洗濯機の音、外部から騒音)や、採光に関する失敗談もあります。

音や光に関する失敗談

原因結果
子供の足音子ども部屋をリビングダイニングの上に設置床をフローリングにしたため、子どもが走ったり、何かを落とすとリビングにまで響くので、うるさく感じている。
食洗機や洗濯機の音2階の子供部屋をに1階のキッチン上に設置食洗器を深夜に回すと子供部屋に音が響いてしまい、夜は使えないハメに。
外部から騒音道路側に夫婦の寝室を設置家の前の道路交通騒音で眠れないことに。しかも道路のマンホールの段差音は車が通るたびに響いて気になる。
採光リビングにつけた大きな窓が東向き朝食のときに光が反射してテレビを見られなくなってしまった。結局朝はカーテンを閉めっぱなし。
採光玄関を奥まった位置にレイアウト然光が入らず昼でも暗い。さらにドアや床のタイルをブラック系にしたので、なおさら暗い感じになった。
採光西側の高所に大きな採光窓を設置西日がまぶしく、夏は暑くなることに後悔した。
採光開放的なリビングをイメージし大きな窓を壁全面に設置逆に光がまぶしすぎ遮光レースカーテンを常にかけることに。これなら普通サイズの窓にしたほうがよっぽどよかった。

住宅の音や採光の問題もまた、住んでから気がついて失敗したと感じることがほとんどです。

ですから、ココをこうしたら、生活シーンでの音や採光の感じ具合はどうなるか?ということを常にイメージしながら決めなければなりません。

まとめ

以上が、注文住宅を建てたときの実際のトラブル事例やポイントと、その対処法になります。

注文住宅は一から自由自在につくる楽しみもあるものの、頭の中でイメージばかりが先行し、実際に住んでから気づく失敗もたくさんあるようです。

ですから、注文住宅を建てるときは、図面上でとらえるのではなく、温度や音、ニオイなどもどうなるか?といった、あらゆる生活シーンをイメージする想像力が重要になります。

とはいえ、これらを考えることこそ注文住宅を建てる楽しさでもあります。

なので、家にこだわるポイントの優先順位を決め、そのなかで最高の満足を得られるようにプランニングしていきましょう。

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