住宅用太陽光発電・ソーラパネルの価格の相場は?補助金についても解説

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この記事の監修・執筆者

未来不動産コンサルタント株式会社

代表取締役 小川 樹恵子

保有資格:不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸経営不動産管理士、FP2級、証券外務員2種、貸金取扱業務取扱主任者

【本サイト(鯨鑑定士の不動産売却・投資)のメイン監修者】2007年から2014年の間に、個人の不動産鑑定事務所ほか、住友不動産株式会社に勤務し、不動産鑑定評価実務や不動産売買の経験を積み、「不動産の鑑定評価から売却・購入までワンストップ対応!」をモットーに、2014年未来不動産コンサルタント株式会社を設立し、現在は、不動産鑑定・不動産売買のほか不動産実務等の講師なども務めている。

住宅用の太陽光発電を備えた不動産は通常の物件より高く売れるのか気になりますよね。もちろん高く売れるに越したことはありませんが、住宅用太陽光発電を付けることでさまざまな良い影響をもたらしてくれます。

こざかな生徒
こざかな生徒

どのような影響があるのでしょうか?

そこで、住宅用太陽光発電やソーラパネルの特徴や仕組みを解説し、不動産投資や売却査定への影響について紹介します。住宅用太陽光発電に関する補助金制度についても触れているので、ぜひ参考にしてください。

クジラ先生
クジラ先生

住宅用太陽光発電とは

それでは、まず住宅用太陽光発電やソーラパネルの知識から深めていきましょう。太陽光発電・ソーラパネルの設置費用や設置に必要な広さ、補助金制度についても解説します。

住宅用太陽光発電とは

住宅用太陽光発電の仕組み

太陽光のエネルギーで発電する太陽光発電。太陽の光は尽きることがないため、再生可能なエネルギーに今大きな注目が集まっています。そんな太陽光発電が使用されたのは、1958年のアメリカ。人工衛星「ヴァンガード1号」を打ち上げたときに電源として活用されました。それ以降建物にも積極的に用いられ、私たちが住む住宅にも使用されるようになりました。

ここまで太陽光発電に注目が集まっているのは、環境問題が主な原因です。2015年には国連加盟国に向けてSDGsが掲げられ、環境への配慮も求められます。太陽光発電は発電中に有害物質が発生しないので、環境問題に配慮することができるのです。

そんな太陽光発電の仕組みは、半導体に光を当てて生まれる「光電効果」によって発電します。半導体に太陽光が当たると、電子がエネルギーを吸収して動き始めます。

住宅用太陽光発電の寿命

太陽光発電は消耗品なので寿命があります。実は太陽光発電の設置の場合、法定耐用年数は17年ほどと定められています。この年数は、太陽光発電を安全に使用するための期間です。いわゆる寿命となると、およそ20~30年といわれています。

しかしながら、製品によっては30年以上も稼働する太陽光発電システムも数多く存在します。

そのため、法定耐用年数よりも長く使用し続けることができると考えて良いかもしれません。ただ太陽光発電の状況によっては、寿命よりも劣化が早まることもあります。

例えば、太陽光を受けるパネルの表面に傷がついた場合です。傷から雨などの水が入り込み配線が腐食して劣化を引き起こすことがあります。定期的なメンテナンスで良い状態を保つことが大切です。

太陽光発電・ソーラパネルの設置費用は?

年度住宅用
2018年(平成30年)26円(出力抑制なし)
28円(出力抑制あり)
10年間
2018年(平成31年)24円(出力抑制なし)
26円(出力抑制あり)
10年間
2019年(令和元年)22円(出力抑制なし)
28円(出力抑制あり)
10年間

太陽光発電の設置費用は、1kWあたり40万円~50万円が相場になります。総額は屋根の広さなどにもよりますが、一般的な住宅の場合はおよそ150万円~200万円ほどかかるのが通常です。

また、太陽光発電の設置にあたり費用が発生するのは、設置費用だけではありません。

太陽光発電の設置には、パワーコンディショナーや発電モニターなど周辺工事の費用もかかります。周辺工事にかかる費用は、およそ80万円ほどになるので、この費用も含める必要があります。

このように太陽光発電の設置には初期費用はかかりますが、毎月の電気代は抑えられるため結果的にコストを抑えられます。

太陽光発電・ソーラパネル設置に必要な広さ

太陽光パネルの面積は、1枚あたり1.5㎡になります。

住宅の屋根の広さにもよりますが、5kwでは18~30㎡ほど広さが必要です。10kwの場合は、60㎡以上の面積が必要になります。

しかし、パネルを設置する十分な広さが確保できても屋根の大きさや傾きによっては、設置が難しいことも。

屋根の広さから設置できるパネル数を予測することはできますが、明確な枚数を知りたいときは業者に見積もりを依頼することがおすすめです。パネルの貼り方によっては枚数を抑えられる場合もあるので、まずは確認してみましょう。

太陽光発電・ソーラパネル設置の補助金は?

従来は太陽光発電の普及を目的として、補助金制度が導入されました。しかし、1993年に実施された補助金制度は2005年に一度停止。2008年に再開されましたが、2013年には終了しました。補助金制度が終了した理由は、太陽光発電の費用が下がったので導入しやすくなったからです。

ただ一方で、自治体によっては補助金を実施する場合もあります。

例えば、東京都港区では1kWあたり10万円、愛知県名古屋市では築10年以下1kWあたり2万円、大阪府豊中市では1kWあたり1.5万円などの補助金が提供されていました。

しかし注意しなければいけないのは、申請期間があるということです。先着順の受け付けなので、上限に達すると自動的に補助金は終了します。申請する条件に該当するなら、早めに申告することが望ましいです。

住宅用太陽光発電に必要な機器

こざかな生徒
こざかな生徒

太陽光発電を設置するために、何が必要になってくるのですか?

住宅用太陽光発電を設置するにあたり、周辺工事も同時に進めなければいけません。そこで、ここからは住宅用太陽光発電に必要な周辺機器について解説します。それぞれの特徴を説明するので、理解を深めましょう。

クジラ先生
クジラ先生
住宅用太陽光発電に必要な機器

ソーラーパネル

太陽電池を集めたソーラーパネルは、太陽光発電を設置するうえで欠かせない機器です。ソーラーパネルは太陽の光を受けることで電気が発生する仕組みになります。このように電気が発生することを「光電効果」と言います。光電効果はソーラーパネルではなくても起こりますが、発生する電子量が極端に少ないのが特徴です。

また、集まった電子は外に飛び出してしまうので効率的に光電効果を起こすことはできませんでした。そんな懸念点を解決したのでが、ソーラーパネルにシリコンなどの半誘導体を使用することです。

半誘導体を用いるで、複数の波長の光をを利用して光電効果を起こさせ、外に飛ばさずに電気として利用することができます。

ただ、それだけ発電効率がよいソーラーパネルでも設置場所を間違えると効率的に電気を集めることはできません。ソーラーパネルの発電効率を上げるには、陰になることが少なく長時間日光の光が当たり続けることが重要なポイントになります。また、波長が長く弱いエネルギーでは発電しづらくなるので、設置するときの角度にも注意が必要です。

高機能なソーラーパネルを購入して設置しても、効果が発揮できなければ意味がありません。ソーラーパネルは一度設置されると固定されるので、年間を通して最もベストな位置や角度で設置することが求められます。ただ屋根に設置すればいいというわけではないので十分に注意しましょう

接続箱

ソーラーパネルで発生した電力を集める役割がある接続箱。集めた電力は接続箱を通ってその後パワーコンディショナーに送られます。そんな接続箱は、太陽光発電を利用するうえで欠かせない機器です。接続箱には産業用と家庭用の2種類あり太陽光発電の規模によって使い分けされています。

従来であれば接続箱は屋内に設置されることも多かったですが、今は屋外用の接続箱が普及。日光や雨などに晒されるので劣化が早まることもあるので、防水処理を施し耐久性の高い接続箱も数多く販売されています。

しかし、防水処理を施すことによりやや値段が高くなる傾向にあります。

パワーコンディショナー

接続箱から送られてくる電力を家庭で使える電気に変換できるパワーコンディショナー。電気を家庭用に変換するだけでなく、太陽光発電システム全体を効率的に稼働させる重要な役割があるのも大きな特徴です。なぜなら、太陽光発電は日照時間や天候によって発電量が変わるからです。

特に太陽が出ない雨天や曇天の場合は発電量が不安定になりがちですが、安定して電力を供給できるようにパワーコンディショナーが調整してくれているのです。ただ、重要な役割を担うパワーコンディショナーにも寿命があります。設置環境などにもよりますが、一般的にはおよそ10年~15年と言われています。

太陽光発電よりも寿命が短いのは、それだけパワーコンディショナーには稼働する部分が多いからです。稼働する部分が多いと磨耗して早く劣化してしまいます。

使い方によっては、寿命よりも早く劣化して故障に繋がるケースもあります。

分電盤(ブレーカー)

分電盤は、接続箱からパワーコンディショナーを通して送られてきた電力を家庭内のさまざまな場所に振り分ける作業を行なう機器になります。また、分電盤にはブレーカーが設置されており、容量以上の電力や漏電が起きている場合には自動的に電力の供給を停止する機能も備わっています。

家庭でも複数の電力を使っていると、いきなりブレーカーが落ちることがありますよね。分電盤は太陽光発電でも同じ役目をしてくれるのです。ただし、家庭に備わっている分電盤は使用することはできません。

そのため、太陽光発電を設置する際に新しく購入する必要があります。

住宅用太陽光発電を設置するメリット

こざかな生徒
こざかな生徒

今注目度の高い太陽光発電ですが、わざわざ設置する意味があるのでしょうか?

そこで、ここからは住宅用太陽光発電を設置するメリット・デメリットをそれぞれ解説します。デメリットもしっかり考慮したうえで太陽光発電を導入するか決めましょう。

クジラ先生
クジラ先生
住宅用太陽光発電を設置するメリット・デメリット

環境に優しい

太陽光発電を取り付けることで、CO2排出量は年間で約75%も削減できます。

なぜなら、一般的な電力は石油燃料を燃やして生み出すことに対して、太陽光発電は太陽の光で電力をつくるのでCO2排出量を抑えることができるのです。

このCO2排出量が増えると、地球温暖化が促進されてしまいます。地球温暖化とは、地球の温度が上昇する現象のことです。過去100年における地球の温度に関しては、0.6度上昇していることが分かっています。

今後このまま地球の温度は上昇し続けて、2100年には最高5度まで気温上昇は起こる可能性があるとも予測されています。

太陽光発電を使用することで、CO2排出量を最小限に抑えられるので地球温暖化も抑制することができるのです。

電気代を抑えられる

太陽光発電を取り付ける最大のメリットは、電気代を節約できることがあります。太陽光発電で作った電力を使うので光熱費を抑えられるのはもちろん、使用しなかった電気は電力会社に売ることも可能です。

今後もずっと同じ家に住み続けるなら、大幅な光熱費の削減が期待できます。ただし、太陽光発電を導入しても電気代がゼロになるわけではありません。なぜなら、電気料金には基本料金があるからです。

たとえ、電気を一切使用しなかったとしても基本料金だけは固定で発生するので、電気代はゼロにはなりません。

しかし、太陽光発電を導入することで圧倒的に安く済ませられるので、お得であることに間違いはないでしょう。

予期せぬ災害に備えられる

太陽光発電を導入すると、災害が起きて停電になり電気が使えない状態になっても発電した電気を使用することができます。蓄電池を付ければ、日中に発電した電気を夜に使うことも可能です。

蓄電池とは
充電して何回も使用できる電池のことです。使い切りではないので何度も充電して使用することができます。ただ、何度も充電できるとはいえ消耗品になるため使い続けることで劣化します。蓄電池の寿命は、およそ10年ほど。

太陽光発電の設置にあたり必ず必要なわけではありませんが、蓄電池を備えておくことでもしもの時に役立ちます。特に日本は地震や台風など自然災害も多いです。過去には、台風が原因で1週間以上停電したケースもあります。

もしもに備えたいなら、太陽光発電と蓄電池の設置は大きなメリットだといえるでしょう。

夏は涼しく冬は暖かくなる

季節表面温度(設置前)表面温度(設置後)
夏季49.32度38.40度
冬季8.12度13.35度

太陽光発電を屋根に取り付けると、夏は涼しく冬は暖かくなることが分かっています。

夏が涼しくなる理由は、太陽光発電のソーラーパネルが屋根にあることで夏の強い日差しが遮られることが大きな理由です。ある調査によると、室温は2度~5度も下がることも分かっています。

一方。冬が暖かくなる理由は、ソーラーパネルが放射冷却を抑制するからです。
通常は室内の暖かい空気は外へと排出されますが、ソーラーパネルがあることで暖かい空気を住宅内にとどめておくことができるのです。

放射冷却とは
高温の物体が熱を外に出して冷える現象のことです。

夏であればクーラー、冬は暖房を頻繁に使用するので電気代も一気に上がります。ただ、太陽光発電の設置によりクーラーや暖房に頼らなくても良くなるので、光熱費の削減も期待できます。

住宅用太陽光発電を設置するデメリット

設置費用かかる

太陽光発電のデメリットは、初期費用がかかることです。全段落でも少し紹介しましたが、太陽光発電を導入する費用は、ソーラーパネルの設置だけでなく周辺機器の設置費用もかかります。総額だと100万円~200万円ほどかかることもあるのです。

補助金が利用できれば費用の負担も軽減されますが、今は補助金も得られないためすべて自己負担になります。月々の電気代は抑えられますが、初期費用がかかるのは少し痛手ですよね。

ただ、太陽光発電の設置費用を安くする方法もあります。例えば、ソーラーローンを活用するのも一つの方法です。

ソーラーローンとは
太陽光発電を導入する際に利用できる融資の総称です。ソーラーローンを利用するメリットは、低金利で融資を受けられることです。太陽光発電を初期費用ゼロ円で導入できるので、費用面の負担を軽減させたい人に適しています。

また、太陽光発電はメーカーによって価格が異なるもの大きな特徴です。

もちろん高機能の太陽光発電がベストですが、費用が安いから低機能とは限りません。そのため、価格が安いメーカーのものを選ぶという方法もあります。複数のメーカーを比較して、一番適したものを選びましょう。

天候に左右される

天候に大きく左右される太陽光発電。日光の当たり方に応じて発電量が決まるので、雨や曇りなど天候が悪い時は発電量が極端に落ち込んでしまいます。

また、冬はたとえ晴れの日が続いても日照時間が短くなる傾向があるので、発電量が少なくなるのです。

しかし、1年中曇りや雨の日が続くわけではありません。晴れの日に発電した電気も蓄えられるので、電気が不足することはないので安心しましょう。

さらに、天気だけでなく太陽光発電の設置が向いていない家もあります。例えば、極端に屋根が小さかったり北向きの屋根だったりする時は発電量に影響が出る場合があるのです。そんなときは、屋根の設置だけにこだわらず、土地への設置も検討するのが望ましいでしょう。

反射光で近隣問題が発覚するリスクがある

太陽光発電を導入すると、「暑い」「眩しい」など近隣トラブルが発生する懸念点があります。実際に近隣トラブルになるケースも多数報告されているのが現状です。そのため、太陽光発電を設置するときは、近隣の迷惑にならないことも踏まえて導入する必要があります。

一般的に反射で問題が起こるのは、北面にソーラーパネルを設置する場合です。また北面は反射の近隣トラブルに繋がるだけでなく、発電量にも劣ります。他の方角だからといって反射トラブルが起こらないともいえませんが、一つの判断材料にするのがよいでしょう

ただ、近隣トラブルは反射光だけではありません。例えば、土地に太陽光発電を設置した場合、雑草の侵入や火災の危険性、害虫や害獣の発生などの苦情が報告されたケースもあります。特にネズミなどの害獣が発生すると、太陽光発電のコードを噛み切って発電できなくなる場合もあるので注意しなければいけません。

太陽光発電付き住宅の売却は有利?売却方法?

不動産投資をする人なら、太陽光発電付き住宅の売却は有利に働くか気になる人も多いのではないでしょうか。

そこで、ここからは売却が有利になるケースにについて解説します。また太陽光発電付き住宅を売却する方法や少しでも高く売るコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

クジラ先生
クジラ先生
こざかな生徒
こざかな生徒

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売却が有利になるケースとは

太陽光発電付き住宅だからと行って、売却が有利に働くわけではありません。売却が有利に進めるには、いくつか条件があります。

まず1つ目は、太陽光発電が10年未満であるということです。太陽光発電には寿命があるので、10年を超えてしまうとせっかく不動産を購入してもすぐに交換が必要になる場合があるからです。また、10年以内ならソーラーパネルの保証期間内なのでメンテナンスの費用もかかりません。不動産の購入者にとってプラスに働くので、太陽光発電付き住宅が高く売れる可能性が高くなります。

ただし、10年以上経過していても太陽光発電付き住宅は売りやすい傾向があることも事実です。なぜなら、太陽光発電は環境に優しいことはもちろん電気代の削減や災害に備えることもできます。

太陽光発電のメリットはそのまま残るので、購入を決断する人も少なくありません。太陽光発電のメリットをうまく伝えて、スムーズに売却を進めることがおすすめです。

2つ目は、蓄電池がついているということです。蓄電池は電力を貯めておける機器のことで、地震や台風など自然災害が起こっても昼間に貯めた電力を使用することができます。蓄電池は絶対に必要な機器ではないため、太陽光発電を導入しても蓄電池は取り付けない住宅も少なくありません。そのため、太陽光発電と共に蓄電池を備える住宅は、強いアピールポイントになり高く売れる可能性があるのです。

また、日本は地震や台風など自然災害の発生率も高いのでもしもに備えて準備しておくことはとても大切です。ただ、太陽光発電と合わせて蓄電池を購入すると初期費用がかかってしまいます。その点もしっかり考慮する必要はありますが、売却時にはプラスに働くので極力合わせて購入することが望ましいでしょう。

不動産売却における9つの注意点

太陽光発電付き住宅を売却する方法

種類耐用年数
太陽光発電20~30年程度
ソーラーパネル20年程度
接続箱10〜15年程度
パワーコンディショナー10〜15年程度

太陽光発電付き住宅を売却するとき、必ずしも太陽光発電を付けたまま売らなければいけないわけではありません。そこで太陽光発電付き住宅を売却する方法を見ていきましょう

まず1つ目は、太陽光発電付きの住宅として売却を進めることです。太陽光発電してから年数が経っている場合はマイナスに働くこともありますが、設置して間もない場合はプラスに働くことがほとんどです。買主も太陽光発電をメリットとして考えてくれるため購入にも前向きになるでしょう。

ただ一方で、経過年数がかなり経っている場合は、デメリットに感じられることもあるので伝え方には十分に注意する必要があるでしょう。

2つ目は、太陽光発電の設置を外して住宅のみで売却することす。太陽光発電を設置してから年月が経っている場合は、太陽光発電はもちろんソーラーパネルの劣化も始まっているので、売却前に処分したほうが良い場合もあります。

ただし、太陽光発電の取り外しにはお金はかかります。その点もしっかり考慮しなければいけませんが、住宅を売却するための初期費用と考えるのが良いかもしれません。

3つ目は、取り外した太陽光発電を引越し先に移設することもひとつの選択です。ただ、移設する場合は、太陽光発電を取り外す料金がかかることはもちろん修繕や運搬、設置などの費用は発生します。場合によっては、新設するのと変わらないほどの金額がかかる場合もあります。

さらに、移設先によっては太陽光発電の設置ができないこともあるので事前に確認しておくのが望ましいです。

太陽光発電付き住宅を売却する際のコツ

内容費用
パワーコンディショナーの交換1回あたり20万円程度
定期点検1回あたり2万円程度
清掃費用1回あたり3万円〜6万円程度
修理費用1回あたり2〜3万円程度

太陽光発電付き住宅を売却したいとき、少しでも早く売りたいと考える人も多いでしょう。太陽光発電付き住宅はもちろんプラスに働くことも多いですが、太陽光発電の状態によってはマイナスになることもあります。そこで、太陽光発電付き住宅を売却する際のコツを紹介します。

まず1つ目は、太陽光発電の管理における費用を確認しましょう。例えば、今後かかるメンテナンス費用や修理費用、メーカーの保証期間などがあります。買主が太陽光発電付き住宅を購入するのか迷うのは、今後かかる費用に不安を感じているからです。

そのため、質問にすぐに答えられるように太陽光発電の管理における費用をまとめておくことが望ましいでしょう。

2つ目は、信頼できる不動産会社を探すことです。太陽光発電付き住宅は高く売れる傾向にありますが、楽観視するのは危険かもしれません。なぜなら、不動産購入は人生で大きな買い物になるので伝え方を間違えると購入に前向きになることはないのです。そんなときは、買主への対応に慣れている不動産会社に依頼するのが望ましいです。

また、太陽光発電付き住宅における新たな魅力を見つけてくれる場合もあるので、さらに売却の確率も高まります。太陽光発電を付けたままにするべきか外すべきかのアドバイスもしてくれるため、不動産売却における頼もしい存在になってくれるでしょう。

ただし、不動産会社の中には悪徳と言われる業者もあるので、不動産会社選びには十分に注意しましょう。

太陽光発電付き住宅を売却する際のコツ

太陽光発電付き住宅を売却する際の手続き

太陽光発電付き住宅を売却するときは、いくつか手続きをする必要があります。

まず1つ目は、経済産業省所有者の名義変更届を提出することが必要です。ただ、所有者が変わることで本来であれば買主に名義変更の申請義務が発生します。しかし、経済産業省に提出する書類には売主の印鑑証明が必要になるのです。

名義変更をしないと将来的にトラブルに繋がる可能性もあるので、忘れずに行いましょう。

2つ目は、電力会社に振込口座の変更の連絡を行う必要があります。事前に連絡をしないと売却しているにも関わらず、充電による利益が買主ではなく売主に振り込まれることになってしまいます。口座変更には数カ月かかることもあるので、早めに手続きを進めておくことが望ましいでしょう。

電力会社によっては名義変更の書類の提出を求められる場合もあります。そのため、名義変更の書類はしっかり保管してすぐに出せる状態にしておきましょう。

流れとしては、経済産業省に名義変更届を申請してから、振込口座の変更手続きを進めるのがおすすめです。

まとめ

太陽光発電付き住宅は、電気代を削減できることはもちろん環境に優しかったり自然災害による停電にも役立ったりなど、さまざまなメリットがあります。ただ一方で、太陽光発電やソーラーパネルには寿命があるため、劣化すると新しいものに変えることが必要です。

そのため、太陽光発電付き住宅を売却する際には太陽光発電やソーラーパネルの経過年数などが重要なポイントになります。買主も経過年数は気になるところなので、内見では質問を受けることもあるでしょう。質問を受けたときにしっかり対応できるように準備を進めることが望ましいです。

また、もし太陽光発電やソーラーパネルの経過年数が長い場合は、取り外すこともひとつの選択になります。不動産は最も高く売れる状態で売り出すことが重要です。

こざかな生徒
こざかな生徒

太陽光発電の状態をきちんと見極めることが、高く売却するのに重要なポイントになりますね!

もし自分で判断するのが難しい場合は、不動産会社に相談しましょう。太陽光発電の状態を見てプロの目から判断してもらえます。

クジラ先生
クジラ先生

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