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ウーマンスタイルの読者に是非観て欲しいオススメベスト5をライターの皆さんに選んでもらいました!
梅雨時で家にいることが多い、この季節。
コーヒーでも読みながら家でビデオ鑑賞などはいかがですか?
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| ブルークラッシュ |
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『店長の映画言いたい放題「ブルークラッシュ」』
アン(ケイト・ボスワース)はハワイ・オアフ島ノースショアに住むサーファー。エデン(ミシェル・ロドリゲス)、レナ(サノー・レイク)、妹の高校生ペニー(ミカ・ブーレム)と暮らしている。才能あるアンはしかし、3年前のアクシデントで海底の珊瑚礁に叩きつけられた記憶を払拭できていない。突然現れたマット(マシュー・デイヴィス)との恋の行方も気になるなか、パイプライン大会が地元で行われることになった。著名なサーファーとの1対1の勝ち抜き戦、10メートルの巨大な波。真剣勝負がアンを変えていく。
テーマは、過去の克服。現実に立ち向かう勇気は、葛藤と臆病を凌駕するのだ。無心と集中に勝る敵はなし。個人競技で最も美しいのは、何よりも自己ベストの更新だ。上には上がいる。背伸びをしても始まらない。まずは自分を越えること。ここに魂の尊さがある。
これを、ケイト・ボスワースが明るく演じている。最初、可愛いサーファーをスカウトしてきたのかと思ったら、女優だったのね。しかも出演が決まってからサーフィンの特訓をしたというから驚きだ。もちろんスタントも使っているんだろうけど、あの弩級の波に立ち向かう姿は、素人とは思えない。
ミシェル・ロドリゲスは運動神経抜群なところを今回も披露している。1987年生まれのミカ・ブーレムは、ちょっと〜可愛いんじゃない?今後注目。
ドン・キングの撮影が映える。サーフィン映画といえば何といっても『ビッグ・ウェンズデー』(1978)だが(あの青春群像的な部分ではなくて、カメラカットとして)、本作はビッグ・ウェンズデー・シンドロームを乗り越えたと言ってもよかろう。
とにかく観よう。理屈抜きで、ホントに良いです。
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1位  |
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| キューティ・ブロンド |
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『ピンクづくしのエルは、めちゃキュート!』
ピンク大好きで、バービー人形そっくりなエル・ウッド(リース・ウィザースプーン)は大学一の人気者。卒業を前にプロポーズを待っていた彼から、「ブロンドは頭軽そう」とあっさりふられてしまいました。
エルはめげずに、彼を追ってハーバード・ロースクールに入学します。弁護士を目指す学生たちの間で、エルは浮きまくり、教授たちにもセクハラまがいの扱いを受けます。
だけど、エルはめげません。あくまでも自分のペースを貫きます。大好きなピンクに囲まれ、おしゃれして、ネイルのお手入れも欠かさない。彼女のファッションも見所のひとつです。
最初はよりを戻そうとしたけれど、学力で元カレを見返し(実は、彼ってかなりオバカでした)、もっとすてきな彼をゲットしました。
「ありえないよぉ」というシーンも多々ありましたが、エルのポジティブな行動を観ていると、「これはこれで、いいかも」と納得できるから不思議。
女の子やってるのも、いろいろ大変ですよね。ちょっと疲れたときに観て欲しい作品です。ちょっと夢物語めいていますが、ラストでは、「やったね、エル! わたしも目標に向かってがんばるよっ」と叫びたくなるはず。
エルの行動力に感銘を受け、明日への希望がわいてきます。元気が出るビタミンみたいなキラキラした輝きを楽しんでね。
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| 桜井淑実 |
| 膨大な範囲になってしまうので2003〜2004年公開の作品の中から選んでみました! |
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1位  |
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| 真珠の耳飾りの少女 |
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『濃密な愛の世界。フェルメールの絵と、時代が丁寧に描かれる。少女から女になるこんな描き方があったとは・・。 』
17歳の少女・グリートは、失明したタイル職人の父親に代わって、住み込みの働きに出ることになった。オランダ、デルフトの運河沿いの街に暮らしていた画家ヨハネス・フェルメールの家だった。作品の評価は高いが、遅筆で知られるフェルメール。有力なパトロンがつかなければ、生計を成り立たせることはできなかった。子沢山で、芸術に理解の疎い妻、家計を握る義母、にぎやかな子供達。しかし、彼の筆から生み出される絵は静謐そのものだった。
夫の芸術など関係ない妻をよそに、グリートは芸術的な才能を認められ、フェルメールに絵の具の調合の手伝いを命じられる。どうにも面白くない妻と娘は、グリートを追い落とそうするが、逆に墓穴を掘ることになる。パトロンのラインフェルト氏の依頼に答えつつ、新しい絵を書かなければならないフェルメールは、グリートにインスパイアされ、傑作を描き始める。『真珠の耳飾りの少女』だ。
とにかくスカーレット・ヨハンソンに尽きる。いままで彼女の出た映画をいろいろ見たが、若いのにうまいなあとは思ったが、これほどまでにすごいと思ったことはなかった。多くは語らない。ちょっと不満げな心持をかいま見せながら、少女から大人の女にめざめていく不安げな姿がぐっと来る。実際にフェルメールが、誰をモデルにかの絵を描いたのかわかっていないのだそうだが、スカーレットを見て、この映画を撮りたいと思ったのではないかとまで思わせるたたずまいだ。
洗濯に入れる苛性ソーダ(多分)や、凍える中での洗濯干し、市場の様子、臭ってきそうな運河、絵の具はこんな風だったのねとお勉強にもなるが、一つ一つの描写が丁寧できちんとしていて、どれもが絵になっている。画面画面が、ストップモーションがかかったように一つの絵画に見えてくるのだ。その監督の眼の鋭さと、でも画からただよってくるあたたかさが心地よい。
しかし、くぐもったあたたかさとは裏腹に、話は極上のサスペンスを思わせるような緊張感あふれるものになっている。フェルメールとグリートのぴんと糸を張ったような張り詰めた愛。どんな風に絵が仕上がるのか?この愛の結末は?下手なサスペンス映画より、よっぽどぞくぞくする。
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| ジョゼと虎と魚たち |
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『切なくてチョッピリほろ苦い恋愛劇』
切なくて、甘酸っぱくて、チョッピリほろ苦い。そんな恋愛映画です。恋愛映画は数々あれど、ここまで繊細に恋人たちの心情を切り取った映画はそうはありません。
原作は田辺聖子の小説。主人公は大学生の恒夫と、足の不自由な少女ジョゼ(もちろんあだ名)。ジョゼの存在をひた隠しにする老婆の押す乳母車に乗って散歩をする彼女は、恒夫と出会い、やがて親しくなる……。
いわゆる健常者と身障者の恋などというと、とんでもない美談に仕立てられそうですが、この2人の恋愛はまったく違います。何しろ恒夫は成り行きで生きている男。優しいのは優しいけれど、女性にはルーズ。一方、ジョゼはガンコでワガママ。老婆が拾ってきた本を読み漁りいろんな知識を得てはいるものの、性格はかなり捻じ曲がっている。
そんな2人が出会って、化学反応を起こすように恋をする。それはけっして特別な恋ではなく、誰にでも経験があるような恋愛劇。出会い、ときめき、熱愛、そして……。
そんなありがちな恋愛が、風変わりな2人によって演じられると結晶のようにキラキラと輝き出し、観客の胸にググッと迫ってきます。観ているうちに、自分の恋愛経験や恋愛に対する思いと、だんだん共鳴し始めるのです。
どちらかというと淡々と、そしてユーモラスに2人の姿をスケッチしていく犬童一心監督の演出。しかし、そこにはいくつもの印象的なシーンが散りばめられています。たとえば、ジョゼが嫉妬で倒れてしまうシーン。帰ろうとする恒夫にすがるシーン。ラブホテルで「私は深い海の底にいた」とつぶやくシーン……。こういうシーンを通して、ジョゼの揺れ動く気持が伝わってきます。表面的には鼻っ柱の強い彼女が抱く切ない恋心が、繊細にスケッチされていくのです。
もちろん、恋愛は甘美なだけでなく残酷さも秘めているわけで、それもきちんと描き出されます。孤独と絶望の中にいたジョゼが、恒夫という存在によって希望を見出していく。でも、その先には……。
池脇千鶴、妻夫木聡の2人もみずみずしさにあふれた素晴らしい演技です。この2人でなければ、ここまで素晴らしい映画にはならなかったと思います。
風変わりな足の悪い少女と大学生という特別な恋を、ごく普通の恋愛のワクの中で描いたことで、恋愛の持つ切なさや甘さ、そして残酷さがよりクッキリと浮き彫りになっている映画。ストレートな感動は味わえないかもしれませんが、ジンワリとした余韻を残してくれるはず。
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