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シネマビュー
ペンネーム:雲谷斎
発行者WEBサイト:お笑い「ゴクラク映画感」
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アハハハハ…こんなオモロイ映画評、読んだことない!
雲谷斎がこてこて大阪弁で、映画をズバズバこきおろし、ほめちぎります。
ノリのいい読者からのオモシロ&マジメな映画投稿もどんどん掲載します。
04/12 『父親たちの星条旗』 雲谷斎 採点:★★★★

『でっちあげ英雄』


【ストーリー】


太平洋戦争の激戦地硫黄島に、ジョンは海軍の衛生兵として出兵していた。 その時撮られた1枚の写真で“英雄”と讃えられる。しかし、彼は生涯そ の事について決して語ろうとはしない。彼は硫黄島で何を見たのか……。


【雲谷斎感想】


硫黄島二部作のうち、アメリカ組がきばって作った長い映画。 監督はいつもしかめっ面の頑固爺クリント・イーストウッドや。


確かにな、視点はええねん。 硫黄島に旗立てた何人かの米兵らは、ホンマに英雄やったんかい? っちゅうある種の懺悔もんでなぁ。 サッカーのオウンゴールで英雄になったようなもんや。


つらい戦争の裏話が「週刊実話」みたいにポロポロと明らかにされて、 おもろいでぇ。 長引く太平洋戦争でアメリカも軍資金がなくなるわ、厭戦感は出まくるわ の時、戦略的価値のない硫黄島を攻めよる。


ほいで占領の旗を立てよるけど、これ戦闘中の歴史的瞬間とちゃうねん。 後で別の旗と交換するときに、たまたま記者が撮った写真が新聞に載って、 こいつらが英雄やと一人歩きしはじめるんや。


英雄でもなんでもない兵隊らが、帰国さされて戦争債券を売るための 広告塔にかつぎ出されよる。日本のTVが得意技とするヤラセやがな。 戦争シーンもあるけど、それよりこっちの茶番がオモロイ。


ピエロにされた兵隊と、でっち上げた政府とマスコミ、それにコロッと 騙されたアメリカ国民。 シニカルなコメディみたいな展開の後、用なしになった兵隊たちの ボロボロの行く末が哀れな傑作でおます。


ほなもっと☆9、10個つけたらどやねんと思う善男善女は多いやろけど、 なんか生真面目すぎるっちゅうか、息が詰まるっちゅうか……わし、この イーストウッドちゅうおっさんの作品、合わんのかも知れんのぉ。 ツッコミをまぁ入れにくい、入れにくい。クッソォ〜〜〜。


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【2006/10/28公開/ヒューマン/製作国:アメリカ/配給:ワーナー・
ブラザース】

●監督:クリント・イーストウッド
●出演:ライアン・フィリップ/ジェシー・ブラッドフォード/
アダム・ビーチ/ジェイミー・ベル/バリー・ペッパー

■公式サイトhttp://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/
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