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アハハハハ…こんなオモロイ映画評、読んだことない!
雲谷斎がこてこて大阪弁で、映画をズバズバこきおろし、ほめちぎります。
ノリのいい読者からのオモシロ&マジメな映画投稿もどんどん掲載します。
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『ヒューマン路線も転覆』
【ストーリー】
超豪華客船ポセイドン号では、華やかな年越しパーティーが開催されてい
た。その時、超巨大波がポセイドン号を飲み込み、船は完全に転覆。
乗客たちは上下反転した船の中に閉じ込められてしまう。
【雲谷斎感想】
大昔に「ポセイドン・アドベンチャー」ちゅう名作を見た善男善女は、
絶対に比較してしまいまっしゃろ。わしの軍配は7対3で昔の勝ちや。
CGもない時代に、めっちゃ上手に迫力のパニックシーンを撮ってたし、
なんちゅうてもヒューマニズムっちゅう、ビシッとしたテーマが背骨に
なっとったと思うんや。
今回のはCG全開で、ドッカン、ビチャビチャの迫力はあったけど、
それ以上のもんはないんやなぁこれが。
ヒーロー像も、初めっから身勝手なわしだけ逃げたるねん根性のヤツやし、
ムリやりついていった元市長ちゅうのも、娘にうっとしがられてる仕切り
屋のオッサンで、どっちもカリスマヒーロー的な魅力がない。
パニックの仕掛けで見せたいんか、ヒーロー&ヒューマンを見せたいんか
はっきりせん。
どっちを見せたいんじゃい!と、たかじんみたいに指差し棒折れる
ぐらいスクリーンしばいたろかと思たで。
エレベーター坑で、必死で足にしがみついてる兄ちゃんを蹴落としたら
あかんやろぉ。一緒に落ちたるぐらいの男気出さんかい。
それにしても、万景峰号の100倍も豪華でデカイ船をひっくり返す大波
の出現が唐突すぎへんか。
いきなりエチゼンクラゲが大発生みたいなワケのわからん海や。
天地逆さまの船の中、爆発と水攻めに追われて上へ上へ(底へ底へ)と
隙間をぬうて上がっていきよるんやけど、なんで瞬時に逃げ道がわかり
ますねん。
GPSもアトラスの地図帳もないし、あんたら動物的な勘だけとちゃい
ますのん。
それと水中を皆さん、アシカみたいに自由に泳ぎまわってはりますやん。
わし、試しに同じように息止めて見てたけど、じっと座ってるだけでも
白目むくほどシンドイぞ。
一息で数分も泳いで、暴れて、壊して、助けて……できへん、できへん。
なんぼパニック脱出映画ちゅうても、一から十まで超人間技で攻められ
たら、そのリアリティの無さに溺れそうになるわい。
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【2006/6/3公開/パニック/製作国:アメリカ/配給:ワーナー・ブラ
ザース】
●監督:ウォルフガング・ペーターゼン
●出演:ジョシュ・ルーカス/カート・ラッセル/エミー・ロッサム
マイク・ヴォーゲル
■公式サイトhttp://wwws.warnerbros.co.jp/poseidon/main.html
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