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アハハハハ…こんなオモロイ映画評、読んだことない!
雲谷斎がこてこて大阪弁で、映画をズバズバこきおろし、ほめちぎります。
ノリのいい読者からのオモシロ&マジメな映画投稿もどんどん掲載します。
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02/09 |
『男たちの大和』 |
雲谷斎 |
採点:★★★★ |
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『米軍に腹が立つ!』
【ストーリー】
昭和19年。戦艦大和に乗り込んだ神尾たちは、上官である森脇・内田の
下で訓練に励んでいた。翌年の4月。米軍が沖縄上陸作戦を開始したのを
受け、大和は沖縄特攻の命を下される。
【雲谷斎感想】
ホンマのこと言うて、まぁ腹の立つっちゅうか、見ててスカッとせん
「どついたろかストレス」の溜まりまくりの映画やったなぁ。
わしらが子供の頃、プラモデルで何隻も作った我らの戦艦大和が、
空飛ぶ暴走族みたいなヤツらにボコボコにされてしまうんや。
アフリカの草原で草食うてる巨像を、寄ってたかって槍で突きまくる
マサイ族みたいなもんやがな。
大和も負ける喧嘩やのに、ひとりで出て行くなっちゅうねん。お前は曙か。
味方の飛行機が一機もないのに、沖縄まで行ってこましたろという
根性がムチャやねん。
もう終わった歴史に、わしがいちゃもんつけてもしゃーないけど、
末期の大本営には精神論だけのパッパラパーしかおらんかったんかい。
今回の主役は若手上官や新兵や。ちょっと危ない右翼みたいな内田
(中村獅童)、飯炊きリーダーの森脇(反町クン)、に、少年水兵さん
代表として悪運強く生き残ってしまう神尾(松山ケンイチ)。
大和は原寸大に近いようなセットを作ったらしいけど、いっそのこと
復元して沖縄の嘉手納基地に弾撃ち込んだったらええねん。
戦闘シーンは、これ撮影中に怪我人続出とちゃうんかと思うほど迫力が
あった。
大和の乗員が機銃や爆弾でぶっ飛ばされると血まみれになるとこは、
リアル過ぎて腹立ってきまっせー。
この映画、米軍の人物がひとりも出てこんのは、客が怒りまくって腐った
リンゴをスクリーンに投げることを怖れたからやろ。
敵は徹底して殺戮マシンとしての飛行機だけ。日本は大和という死舞台で、
魂が乗り移ったような俳優だけという演出の絞り込みは成功してたなぁ。
これ、ひょっとして反米映画でっか?
どうしても計算が合わんのは、終戦後生き残り神尾の娘として育てられた
孤児役の鈴木京香の歳やねん。
大和が沈んで60年でっしゃろ、孤児で引き取られた子供が大きなったん
やったら、京香はん、あんたもう六十過ぎてなおかしいんちゃう?
大和はこの後、宇宙戦艦ヤマトとして復活するんだす。わ〜い。
(2005/12封切)
監督:佐藤純彌
出演:反町隆史/中村獅童/仲代達矢/鈴木京香/松山ケンイチ
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