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アハハハハ…こんなオモロイ映画評、読んだことない!
雲谷斎がこてこて大阪弁で、映画をズバズバこきおろし、ほめちぎります。
ノリのいい読者からのオモシロ&マジメな映画投稿もどんどん掲載します。
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12/26 |
『私の頭の中の消しゴム』 |
雲谷斎 |
採点:★ |
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『演技よし、演出ヘタ!』
【ストーリー】
社長令嬢のスジンは建築家志望のチョルスとコンビニで運命的に出会い、
二人は恋に落ちる。新婚生活を迎え、幸せいっぱいの二人だったがスジン
は病院で若年性アルツハイマー症だと診断される。
【雲谷斎感想】
韓流にハマッてる人を思くそ敵にまわしそうやけど、わし、やっぱり
あかんもんはあかんと言わせてもらいまっさ。
この映画、何年か前の日本のTVドラマ「君が僕を忘れても」をリメイク
したらしい。
宣伝文句を読んだら、人間やったら誰でも号泣するけんね、かわいそうで
涙ちょちょ切れるよスミダと書いたぁる。
「の」が3回も出てくるくどいタイトルにちょっとひるみながら、わし
レイトショーに行きましたがな。客は女の子同士かカップルがほとんど。
雲谷斎、幽体離脱みたいに浮いてまっせー。早よ暗なれよ。
若年性アルツハイマー、つまり痴呆になってしまう若いヨメはんの気の毒
な話ですな。
前半はこいつらがコンビニで偶然遭うて、サカリのついた猫みたいに
すぐゴロニャンする話や。愛だ恋だのドラマが、なんとまぁダラダラと
退屈なこと。
不倫失恋娘と偏屈現場監督の恋も作り過ぎやけど、娘の父親のわざとら
しい臭い演技が見てて恥ずかしいわい。なんじゃい、このオッサン。
それに輪をかけて、フォーカスかかった花嫁姿の娘のアップに、大げさな
オペラのアリアみたいな音楽を鼓膜破けそうなほど鳴らしやがって、
お前、玉姫殿のまわし者かい。
こんなサブイボ立ちまくりの演出、酒も飲まんとよう出来るのぉ。
このドロ亀監督、あっちゃこっちゃにアメリカ風をパクッて、東洋人
丸出しの俳優にそれさせるもんやさかい、違和感バクハツの上っ面シーン
の連発や。なんで韓国らしさをバキッと出さんのじゃ。
唯一の救いはヒロインの娘が島崎和歌子の妹みたいな顔で、一生懸命
アルツを演じとったことだけや。
さぁお客さん、ここで泣いてやー!みたいなシーンが後半続くんやけど、
すまんけどわし、まったく感情移入でけんかった……この涙もろいわしが
やで。
なんかすべてがウソっぽい。この距離感はなんじゃらほい。
昔、大感動した「八月のクリスマス」みたいな淡々とした中の悲しみを
描いた韓国映画の静かな情緒はどこへいってしもたんや。
ファミリーマートは「愛の奇跡のお店です」ちゅうスポンサーよいしょも
シラケるし、チャップリンの「街の灯」を真似したエンディングもあかん。
こんなん、テレビで充分。スクリーンで見る必要じぇんじぇんないわい。
(2005/10封切)
監督:イ・ジェハン
出演:チョン・ウソン/ソン・イェジン/ペク・チョンハク
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