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10/25 |
『コープスブライド』 |
葉月ヨウ |
採点:★★★★ |
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『あなたは骨まで愛せますか?』
昔々、19世紀のヨーロッパの片隅に、ある小さな村がありまし
た。
この村の人々は、みな活気が無くて、村全体が暗く重苦しい雰
囲気に沈んでいます。
そんな中、一組のカップルが結婚式を挙げようとしていました
。
しかしこのカップル……実は一度も顔を合わせたことがありま
せん。
男の名前は、ビクター。気弱で意思が弱く、両親の言うことに
逆らえない男。
魚の缶詰業で成り上がったバン・ドート家の息子です。
女の名前は、ビクトリア。顔は大したことはないけれど、
幸せな結婚をしたいと夢見る没落貴族の娘。
両親のエバーグロット夫妻は、この成り上がりと政略結婚させ
、
家を復興させようとたくらんでいます。
上流階級へ仲間入りをしたい金持ちと、何としても社交界に返
り咲きたい貴族は、
二人を結婚させることにしました。
結婚式の前日、二人は式の打ち合わせで初めて対面しますが、
なかなかどうして良い雰囲気。
この人ならとお互いが思っていたのもつかの間……式のリハー
サル会場で、
ビクターは誓いの言葉もちゃんと言えないわ、ドレスにろうそ
くの火はつけるわ、
散々失敗してしまい、とうとう牧師から「式は延期だ!」と怒
られる始末。
一人落ち込むビクター。
彼は暗い森の中で、一人で式の練習を始めます。
一人だとすらすら言える誓いの言葉……最後の練習で、
近くの小枝に誓いの指輪をはめたのですが……。
……突然動き出す、その小枝。
わけがわからなくなっているビクターの前に、現れたのは
ぼろぼろの花嫁衣装を身に纏った「死体」でした。
そして死体はひとこと、こう言いました。
「お受けします。」
こうしてビクターは、ビクトリアとの結婚式の前日に
死体の花婿になってしまったのです……。
「チャーリーとチョコレート工場」と同時進行で進められたと
いう
この「コープスブライド」。
ミュージカルっぽいのアリ、涙がホロリ系アリの
パペットアニメーションの映画です。
同じスタイルのティム・バートンのアニメーションは、
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」が有名ですね。
テイストは正にナイトメア〜なんですけど、ちょっと違う点が
ひとつ。
主人公が「ナヨナヨしい」んです!(笑)
心優しくナヨナヨしい主人公ビクターは、死体の花嫁エミリー
の前で気絶。
気がつくと、そこは死者の世界……なんとか元の世界に帰ろう
と
エミリーに「結婚したならうちの両親に挨拶しなきゃ!」など
と嘘をついて
ビクトリアの元へ行くんだけど、結局勘付かれてしまいまた死
者の世界へ。
ビクターがエミリーに目の前で死者の世界へ連れ戻されるのを
見たビクトリアは
なんとか助け出そうと、屋敷を抜け出して牧師のところへ行く
んだけど
結局連れ戻されて、自称貴族の男と結婚させられてしまったり
。
また連れ戻されてしまった死者の世界で、
エミリーの優しさやなぜ花嫁の姿なのかを聞いたビクターは
一度自分も死んでエミリーと本当に結婚することにしたのです
が……。
お約束ではあるけれど、
最後はビクターとビクトリアが結婚?してハッピーエンド。
ところどころにちょっと笑ってしまうような要素もたくさんあ
るけど、
最後身を引いて成仏するエミリーがなんだか可哀相で、
観ていてちょっと切なくなりました。
この映画、全体的に色が薄暗い感じで色鮮やかではないんです
が、
最後にエミリーが消えていく場面は
とてもきれいに表現されていて魅入ってしまいました。
これは、1人で観にいくよりも
彼氏や旦那様と2人で観にいくことをオススメしますよ!
詳しいネタバレに関しては、葉月のブログ「幻想と現実の狭間
から。」で、紹介したいと思いますので、気になる方はぜひ遊
びにいらっしゃってくださいませ。
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