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09/13 |
『チャーリーとチョコレート工場』 |
葉月ヨウ |
採点:★★★★★ |
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『笑いの絶えない甘くてほろ苦いお話』
チャーリーは、ごく普通の容姿の頭もごく普通な、本当に普通
の男の子。
しかし、家が貧乏なために、毎年1回……誕生日の日にしかチ
ョコレートを買ってもらえません。
そんなチャーリーの住む町は、世界中で「美味しい」と評判の
ウォンカのチョコレート工場がありました。しかし、ライバル
会社がウォンカの工場へスパイを送り、そのお菓子のレシピを
盗んだことによって、15年前から工場は閉鎖され、働いていた
人たちも解雇されていたのです。
そんな工場が、数年前から突然動き出しました。
誰も出入りしないチョコレート工場なのに、毎日たくさんのチ
ョコレートが世界中へ出荷されていく、とても不思議な工場。
昔、その工場で働いていたチャーリーのお爺ちゃんは、いつも
工場で働いていた当時の話をチャーリーに聞かせていました。
でも、誰もいなくなったはずの工場から、どうして毎日チョコ
レートが出荷されるのかは、誰も知らない謎になっていました
……。
……そんな中、突然町にある張り紙がされました。
「ウォンカのチョコレートの中に入っている5枚のゴールデン
・チケットを当てた5人の子供とその親をチョコレート工場に
招待する。」
その驚くべきニュースはあっという間に世界中に広まり、次々
とゴールデン・チケットを当てた子供達が発表されていきます
。
1人目はパンパンに太った肥満少年。2人目は大金持ちの親を持
つワガママな女の子。3人目は数々の賞を獲得することに執念
を燃やす少女。4人目は頭の良さをひけらかすゲームおたくの
少年。
……残ったチケットは、あと1枚。誰がそのチケットを当てる
かで世界中は大騒ぎです。
チャーリーも、誕生日に1枚だけ買ってもらえるチョコレート
に願いをかけましたが、結果は当然ハズレ。その後お爺ちゃん
のなけなしのへそくりで買ったチョコも、これまたハズレ。
しかし、道端で拾ったお金で最後の1枚を買ったチョコレート
に、幸運は舞い降りてきました。中にゴールデン.チケットが
入っていたのです。
最後の1枚を手に入れたチャーリーは、突然元気になったおじ
いちゃんと一緒に、ウォンカのチョコレート工場に向かうので
すが……。
このお話は、イギリスではとても有名な絵本の「チョコレート
工場の秘密」を原作に作られています。過去に一度映像化され
、今回の映画はそのリメイク版……ということらしいのですが
、とにかくブラックユーモアが炸裂しま
くる作品でした!
最初のウォンカの登場シーンも、後ろで爆発する花火が引火し
、燃えながらウォンカの才能を讃えて歌うものすごい形相の人
形のアップで始まります。
監督・ティムバートンのブラックユーモアが「これでもか!こ
れでもか!!」というほど満載で、子供よりも大人が笑ってし
まうようなジョークばかり。更に、工場の原動となっているウ
ンパルンパ族は、顔がみんな一緒で、しかめっ面で歌い、踊り
ます。
工場見学をしている途中で、5人の子供達は身勝手に振る舞い
、ウォンカが止めるのも聞かずにみんなそのままひどい姿にな
って、1人…また1人と消えていくのですが、消えてしまうと、
その度にウンパルンパ族が出てきて、消えた子供達を皮肉った
歌とダンスを披露。それがとにかく可笑しい!!
子供よりも、大人のほうがより楽しめる作品なのではないかな
、と思います。
シュールな中にも、少しのほろ苦い家族愛のエッセンスを入れ
て、うまーく作品をまとめてあります。
私はチョコレートがあまり好きじゃないんだけど、見終わった
後はチョコレートが食べたくなりました(笑)
詳しいネタバレに関しては、葉月のブログ「幻想と現実の狭間
から。」で、紹介したいと思いますので、気になる方はぜひ遊
びにいらっしゃってくださいませ。
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