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『怪奇!妖怪に魅入られた男。』
昭和20年代末の暑い夏の日……売れない小説家の関口巽は、20ヶ月も妊娠している女性がいるという噂を古本屋「京極堂」主人の妹の敦子からの依頼で取材することになった。
妊娠していると噂される女性は「久遠寺医院」の娘・梗子。梗子の夫・牧朗は1年半前に密室から謎の失踪を遂げているというイワクつきな一族なのだが、調査を進めていくうちに、友人の探偵の榎木津の事務所へ梗子の姉・涼子がやってきて、牧朗を探してくれという依頼をしてきて……。
京極夏彦の大人気小説をついに映画化!……ということで興味を持って観にいった作品。
葉月はこの本家・小説版の方を読んでいないので、予備知識無しで観てきました。
戦後まもなくの昭和初期の少し古い雰囲気が出ていて、妖怪・姑獲鳥が本当にいそうな夜道や建物は、どこか江戸川乱歩の作品・明智小五郎シリーズを思い出させるような古めかしいイメージ。キャストはほぼ全員イメージにはまっていたかな、と思います。
……しかし、この「姑獲鳥の夏」、後味が非常によろしくない映画でした。
まず、物語の要である関口が本当に優柔不断!作品的には、学生時代の淡い恋物語を絡めて、その恋と現実との葛藤に悩み苦しむ役なのかもしれませんが、描き方があまりうまくなかったのかもしれません。そして、小説を読んでいない葉月にはよく分からない描写や言い回し・話の進め方が多々ありましたので、これは小説を読んでいた方が楽しめる作品ではないかな、と思いました。
「葉月的には星2つですが、作品小説を読んでいてなおかつレトロな雰囲気が大好きだ!」という方には、星4つというところでしょうか。
そして、この作品の本当の主人公は京極堂ではなく、妖怪・姑獲鳥に魅入られた関口巽なのかもしれません。皆様も、若かりし日の淡い恋心を思い出したときは、充分お気をつけくださいね……(笑)
詳しいネタバレに関しては、葉月のブログ「幻想と現実の狭間から。」で、紹介したいと思いますので、気になる方はぜひ遊びにいらっしゃってくださいませ。
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