『消せない真実』
独立記念日の前夜、あるハッカーの護送を頼まれたマクレーン。しかし、武装集団の襲撃をうけ、またしても事件に巻き込まれてしまった。やがてサイバー・テロにより都市機能が麻痺、全米がパニックに陥ってしまう。テロリストに追われながら、事件の核心にせまる。
ついに不運な男が帰ってきた。ブルース・ウィリスの代表作もついに4作目。期待されながらも前作からはかなり経ってしまった。久しぶりのマクレーンはさすがに年を重ねた印象だ。毛がない・・・だけでなく、妻とは離婚し、大学生となった娘とも絶縁状態と不運は続いているようす。時の流れを感じさせるものの、それでも復活したヒーローは健在だった。題名にもなっているハードなアクションは、前作以上にスケールアップして魅せる。カーアクションからヘリに追われ、果ては戦闘機にまで追われるなど相当ハードだ。ありえないアクションに突っ込みを入れたくもなるが、これがダイ・ハードの面白さかも。
今回、もはや時代遅れのアナログおやじが対決するのは、サイバー・テロをしかけるテロリスト。ネットワーク化されたインフラを乗っ取るという、現代の新たな脅威は映像的にもリアルだ。電話さえ通じない状況では、都市機能も政府の機能も完全に麻痺してしまう。そこに犯人の狙いもあるわけで、こうなると不死身のマクレーンでも辛いところ。でも、今回は心強い(?)相棒をともなって戦うことに。護送中に襲撃され、ともに逃げることになるハッカーのマット。体は頼りなくとも頭脳は優秀、これが今風のヒーローかもしれない。力技と頭脳のコンビという面白い組み合わせで、場当たり的な活躍が見もの。そういえば、マクレーンの娘も登場して父親譲りの無鉄砲さを見せている。やはり不運の持ち主のようだ。アクションにドラマ部分は霞んでしまったものの、この父娘コンビも面白そうで、新たな展開を期待してしまう。
今回の事件は独立記念日の出来事。いつかまた、何かの記念日には事件が起こるのだろうか。ここまで痛快な作品も少ないだけに、まだまだ彼の活躍、いや・・不運を見せてほしいものだ。
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