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08/29 |
『容疑者 室井慎次』 |
ニャンゴロ |
採点:★★★★★ |
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『室井慎次という人間が好きだ』
踊るシリーズスピンオフ第2段。エンターテイメントを追求した(?)踊るシリーズの中でも真面目で硬派な室井慎次を主人公にして、どのような映画が出来上がるのかものすごく楽しみでした。
しかし出だしからいきなりやられました。主人公がいきなり<<容疑者>>室井慎次として登場したから。観客は度肝を抜かれるのではないでしょうか。そして物語は次々と進んでいくが、正直重苦しい雰囲気が漂ったままだった。
これが室井慎次を主人公にした映画なのだろう。そう思わずにはいられないが、決してその重苦しさがつまらないというわけではない。観客をひきつける力は確実にある。
それはやはり室井慎次の中にある気持ちなのではないかと思う。
雑誌などの記事でも監督や主人公の柳場敏朗のインタビュー記事などでご存知の方も多いだろうが、とにかく主人公の室井慎次というのはしゃべらない。しかししっかりとそこに存在し、観客にアピールをしている。
もちろん室井慎次が語るシーンもところどころである。この映画の私の一番のお気に入りはやはり喫茶店で過去を語るシーン。室井慎次の過去について自身が語る場面である。決して流暢に話すわけではなく、一言一言を突き出すように語る。
そして明かされる過去には、驚きとともに室井慎次という人間が実際に居て欲しいし、居たらきっと好きになってしまうだろうと感じさせられる。
踊るシリーズファンのみならずとも、室井慎次という人間を是非見に行って欲しい映画だと思う。
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