必殺! ちゃぶ台返しが、必見です。
大阪、通天閣のふもと。
ひなびたアパートの一室では、今日も同棲相手のイサオ(阿部寛)がちゃぶ台をひっくり返します。
そして、幸江(中谷美紀)は、何事もなかったかのように、黙って散らばったご飯を片づけるのです。空腹のお腹をかかえながら。
隣の部屋に住むおばちゃん(カルーセル麻紀)は、今日も今日とて、
「ふびんやなぁ」とつぶやいて、ちゃぶ台返しの数を記録しているのです。
イサオは無口な乱暴者で酒飲み。その上働きもせず、ギャンブル三昧の日々でした。
なのに、幸江は文句ひとつ言わずに、働いています。幸江の不幸
と貧乏は昔からで、中学時代から、新聞配達や内職に明け暮れていたのです。
「あんな男とは別れて、俺と一緒になろう」と勤め先の食堂の主
人(遠藤憲一)にしつこくプロポーズされても、イサオといられる
だけで、幸せな幸江でした。
『嫌われ松子の一生』から、さらに不幸キャラに磨きのかかった
中谷美紀の演技が必見です。
不幸のドミノ状態にもめげず、イサオを愛し続ける幸江を一途に
演じています。
阿部寛もいい味出しています。無口なパンチパーマ男で、ほんと
に、「ちゃぶ台返し」しそうでこわいです。
登場人物たちもみな、一クセもふたクセもあり、楽しめます。
「日本一泣ける四コマ漫画」として同名作品の映画化。
大笑いしながらも、いつしか、ウルウルきてしまい、ラストシー
ンでは、泣いていることに気づく、そんな作品です。
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「泣ける」メルマガは「まぐまぐメルマガ大賞」2005年と2006年に連続ノミネートされました。
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