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07/01 |
『female フィーメイル』(R-18) |
ムービーランド |
採点:★★★☆ |
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『店長の映画言いたい放題「female フィーメイル」(R-18)』
その1.『桃』
原作は姫野カオルコ。監督は『深呼吸の必要』(2004)の篠原哲雄。
森岡淳子(長谷川京子)は恩師の葬儀に出席するため、14年振りに故郷に帰った。地元の同級生は、淳子の噂で持ちきりになった。淳子は中学3年(野村恵里)の当時、ある教師(草野康太)と“いやらしい”関係だった。
淳子をかばう矢崎(池内博之)に「ただ、やりたかっただけよ」と、遠い目でつぶやく淳子。そして、桃をしゃぶるように食べた。
その2.『太陽の見える場所まで』
原作は室井佑月。監督は『ヴァイブレータ』(2003)の廣木隆一。
佳代(片桐はいり)が運転するタクシーを止めたマチコ(石井苗子)は、助手席に潜んでいた日出美(大塚ちひろ)に「ゴートーです」と告げられる。手には包丁。理由を聞くと、ホストクラブに通い詰め 100万円の借金があるという。しかし、佳世もマチコも、もっと多額の借金を抱えていたし、日出美の身の上は到底承諾できない。いつの間にか結託した三人は、現実逃避を試みるが。
その3.『夜の舌先』
原作は唯川恵。監督・脚本は『恋の門』(2004)の松尾スズキ。
工場勤務の正子(高岡早紀)は、セクハラ課長の要求に応えるたびにゲットした有給休暇をため海外旅行に出かけた。そこの露天商(ルビー・モレノ)から買った香炉と香に、気になる男性の髪の毛を入れ、焚いて眠ると、その男性と好きなことができる夢を見る言われ、なんとなく浅山(近藤公園)の髪の毛を手に入れる。彼との濃厚なセックスの夢を満喫した正子は次第に、夢の中におぼれていく。
その4.『女神のかかと』
原作は乃南アサ。監督・脚本は『蛇イチゴ』(2003)の西川美和。
小学6年生の真吾(森田直幸)は、積極的なガールフレンドの奈月(藤原希)と手を繋ぎながら、彼女のマンションに来た。秀才の真吾は、奈月に勉強を一緒にしようと誘われたのだ。そこで真吾は、美しい母梗子(大塚寧々)に目を奪われる。自分の母親とはまったく違う梗子がちらつき、成績も落ちていった真吾に、梗子はいじわるく「おばちゃんのこと、見てもいいよ」と言う。
その5.『玉虫』
原作は小池真理子。監督・脚本・撮影・編集は『鉄男』(1989)の塚本晋也。
女(石田えり)は、じじい(小林薫)に囲われている。
気が向いたときに通ってくるじじいに生活費をもらっている。仕事をしたいと言うこともあったが、「世間知らずのお前は、いまの生活が良いに決まってる」とじじいにたしなめられている。ある日、じじいは仕事仲間という若い男(加瀬亮)を連れてきた。たじろぐ女はしかし、その意味を悟った。後日、じじいと男は、座敷で向かい合わせた二人組みと、壮絶に撃ち合う。
この映画は、いわゆるコンビレーションフィルムというやつで、2002年に始まった『Jam Films』の流れを汲むものである。今回は思いっきりエロス(というか、エロ)を追求するという企画で、書き下ろし小説を元に作品作りをしたという。
20分くらいの作品に、各監督の個性が出ている。
でもな〜、なんとなく、それだけなんだけどね。
『桃』は、監督の演出がすべてだろう。長谷川京子の桃の食べ方は、映画史上に残るだろうね。でも二十歳の野村恵里の熱演の方(エロすぎて書けない!)が、凄いことは凄い。
『太陽の見える場所まで』は、個人的には一番映画らしくて良かった。残り時間の少ないふたりに比べてまだ若い強盗役の大塚ちひろは、結果的にたった一人で夢の続きを見るのだ。
『夜の舌先』は、エロコメディだ。90年代まで残っていた、深夜枠の民放のエロ番組そのものだ。片岡早紀、いいですねエロで。
『女神のかかと』は、男の子の性の目覚めをそれっぽく撮ってるけど、個人的にはあんまり共感できませんでした。男の子は、かかとで欲情するほど詩人でもフェチでもありません。
『玉虫』は、さすが塚本晋也、巧い。怖い。女役の石田えりは、弱さは武器なのか天然なのかよくわかんなくて、前向きなのか守りが得意なのかわかんなくて、そんな多くの女性が共感できる部分を的確に演じていて、さすがである。
最近、女性向けのヌード写真雑誌とかがいっぱい出ているが、この映画もその類といえよう。何となく可愛いパッケージだし。でも、結局はエロ映画なのである。ようするに、外見を営業的に装えば、“男性”よりも外見に見栄を張りたがる“女性”にも観てもらえそう、ということなのだろう。それが私が、この映画があざとく思えてあんまり良い気がしない理由なのであった。でも、こっそりエッチな気分に浸りたい人は、どうぞ観てくださいね〜!
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