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05/24 |
『レモニー・スニケットの 世にも不幸せな物語』 |
ムービーランド |
採点:★★★★ |
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『店長の映画言いたい放題「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」』
裕福な家庭に生まれたヴァイオレット(エミリー・ブラウニング)、クラウス(リアム・エイケン)、サニー(カラ&シェルビー・ホフマン)の三姉弟妹は、突然“光の矢”により家を焼失、両親も死んだ。身寄りの乏しい三人は、相続管理の銀行員ポー(ティモシー・スポール)に連れられ、遠縁で舞台俳優のオラフ伯爵(ジム・キャリー)のところに向かう。しかしそれが更なる、そして果てしない不幸と不運の始まりだった。オラフはとんだ食わせ物で、三人の莫大な遺産にしか興味がなく、得意の変身と用意周到な手立てで、三人の殺害を企てる。
しかし長女の発明の才能と、長男の読書で培った知識と、次女の強力な噛みつきで、三人はなんとか陰謀を切り抜け、生き延びていく。
大人は馬鹿や鈍感ばっかりで、良い人は全部殺されちゃう。でも主人公の三姉弟は天賦の才能で、降りかかる災難を乗り切っていく。こんなレモニー・スニケットの、不幸と不運をテーマにした現代童話が原作だ。「人生何がおきるかわからない」「良い子にしてれば報われるなんてウソだ」が信条なのである。もうこれだけで面白そうな匂いがプンプンするではないか。
そして、この刺激的な物語は、とっても不思議な世界観の作品に仕立て上げられている。大道具小道具が洒落ている。ヘンテコなグッズもあるし、説明なしで謎のままのアイテムもある。車がかっこいい。それに奇天烈な生き物もいっぱいいるし。まぁドリームワークスと ILMが参加しているので、CGには事欠かないわけなのだが。
しかし、いくら天下のスピルバーグ組でも、手に負えないものがある。役者と演出だ。
そこで登場、われらがジム・キャリーである!ホントに凄いよ、彼は。内臓も含め、全身の筋肉を自在に操る演技力は、現存する人類のなかではトップだと思うぞ。竹中直人が頑張って真似ようとしているけど、ジムを見ちゃうと全然ダメダメですね。
そしてメリル・ストリープが、久しぶりに良いです。近年の彼女は綺麗に撮ってもらいたい願望&私って巧いのよ的優越感が強いように思えてならなかったので嫌いだったんだけど、この映画ではそんなのかなぐり捨て、パチンコ台の役モノのような鼻メガネをかけ、目じりのシワを強調し、岩場(セットだけど)を腹ばいに転がる。
出演を楽しんでいるのがよくわかる。
子役も、不幸そうな表情で良いです。この演出は監督とジムの共同作業だろうか。この不幸感が今後のトレードマークにならないことを祈る。
ところで、とんでもない俳優がカメオ出演している。ヒントは、メリル・ストリープ&家族愛&フレンチトースト&オスカー男優。もうわかりますよね?どこに出てるかまでは秘密。でも鼻がデカいから、すぐにわかっちゃうだろうな。
オープニングのクレーアニメはともかく、エンドロールの影絵のアニメーションと音楽は秀逸だ。間違っても席を立ったりしないで、余韻に浸ってほしい。
それと、一般的日本人なら、吹替版をお薦めします。映像とジムの演技に集中できると思うから。ナレーションのジュード・ロウの声は DVDにでもなってからチェックすればよろしい。もちろん二回以上観るのもアリだけどね。
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