裏切らない場所、モノ、人…、アートラッシュに向かう足は期待を抱えながら前へ進む。今日はどんな出会いがあるのだろう。
決して広くは無いスペースのそこには、一つの世界があり、そして無数の世界がある。つい引き込まれてしまいそうな出で立ちで、店主の鈴木さんがいる。鈴木さんに会いたくてアートラッシュに赴く人もいるのではないだろうか。店内には椅子が置かれている、鈴木さんは気さくに荷物を置くように勧めてくるかもしれない、お茶まで出してくれるかもしれない…しかし、決して怪しむ必要は無い。 言われるがままに甘えてみて欲しい。そうする事によって、アートラッシュ本来の姿を堪能出来るから。
アートラッシュはギャラリー&ショップで、常にオリジナル、一点モノに重点をおき、クオリティーの高い作品を商品とし、2〜3週間おきに企画展という形をとり、新進気鋭の作家たちの新作を展示、販売している。
企画展=テーマ展と鈴木さんは言う、年間スケジュールがあり、一つの定められているテーマに挙手した作家さんたちが作品を展示する。展示されている作品は全て購入する事が出来る。2〜3週間おきに入れ替わる為、店内は前回来た時とは全く違った表情を見せてくれるから面白い。しかし気に入った作品の購入を躊躇していたら、企画展は終了していた…、一点モノだからもう他の人の手に…なんて事も頻繁に起こりうる。
常に作品の質が維持され続けているのだが、それは店主である鈴木さんの優しい瞳の奥にある鋭い眼差しが見据えているから。 鈴木さんは関わっている全ての作家さんたちに将来を期待しているという。そして作品の一つ一つを(失礼かもしれないが)鈴木さんは子供のようでありながら、母親のような温かみで説明してくれる。 愛情を存分に注がれている作品を覗くと、更に作品の魅力が浮き出てくるのを感じる。
店内の一部には企画展とは別に、常設されている作家さんの作品もある。
原政人氏はボールペン作家。ボールペン、重厚で落ち着き払ったボールペン。書き心地の良さ…歓喜の唸り声を上げてしまいそうになる。
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