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知って納得、ためして便利な女性のためのワンポイント講座
月経のメカニズム
〜知っているようで知らない月経のメカニズムをご紹介します〜
★月経とは?
月経は『
子宮から出血する
』という現象だけに見えますが、脳や卵巣、子宮の連携プレイで起こります。
まず最初に、
大脳視床下部
から
脳下垂体
への指令。それによって
下垂体
から
卵胞刺激ホルモン
が放出される。これが卵胞を成熟させ、成熟した卵胞からは卵胞ホルモン(
エストロゲン
)が分泌される。血液中の
エストロゲン
が十分になると、下垂体は
黄体化ホルモン
を分泌して再び卵胞を刺激。それにより卵胞から卵子が飛び出す『
排卵
』が起きる。排卵後、卵胞は応対となって
黄体ホルモン
を分泌、子宮内膜を柔らかくし、着床しやすくする。しかし着床しないと、黄体に寿命がきて不要となった子宮内膜は剥がれ落ちる。これが『
月経
』です。
この一連の流れを指令しているのが脳の中の『
視床下部
』。
視床下部
は、血液中に流れるホルモンの濃度を感じ取り、次に出すべきホルモンを
脳下垂体
に命令します。この司令塔は自律神経を司る中枢でもあり、とてもデリケート。ちょっとしたストレスで働きが鈍くなります。
★女性ホルモンの主な役割
エストロゲン
・
子宮、卵巣、膣、乳房など、女性性器の発育を促す。
・
排卵直前に分泌され、排卵を引き起こす。
・
子宮頚部から粘膜を分泌されることによって、精子が子宮に入り妊娠しやすくする。
・
子宮粘膜を受精卵着床のために増殖させる。
・
膣粘膜の萎縮を防ぐ。
・
骨量をコントロールする。
・
脂質代謝を正常に保つ。
プロゲステロン
・
受精卵を着床させる準備や、妊娠を継続させる。
・
受精卵が着床しない場合、プロゲステロンは急減して子宮内膜が剥がれ落ちる。『
月経
』
・
子宮壁の筋肉活動を抑え、流産や早産を防ぐ。
★月経の仕組み
★月経周期とホルモン数の変化(28日周期の場合)
卵胞期、排卵期、黄体期、月経
という4つの期間からなる月経周期。
その中で、女性ホルモンの
エストロゲン
と
プロゲステロン
が交互に働くのがわかる。
★生理のおもな症状・現象
生理不順の場合
生理不順は、ほとんどの場合ホルモンのアンバランスによって起こります。数日間のずれは、体調や精神状態、ストレスで簡単に起こります。
健康的といわれている範囲は、前の生理の始まった日から次の生理が始まった前日までを数え、この日数が28日前後の25〜38日が平均的です。期間は、3〜7日、周期が24日以内、39日以上だったり、生理期間が2日以内または8日以上でも、よほどの月経痛が強くない限りは不安に思わなくても大丈夫ですが、1ヶ月に生理が2回あったかと思えば、2〜3ヶ月なかった場合は、婦人科に診断してみてください。
ダイエットで生理がとまってしまった場合
過度のダイエットによる体重減少、太りすぎ、ストレスなどで生理がなくなってしまうことがあります。こういった場合、生理を司る視床下部の働きが鈍り、体内のホルモンをうまく調節できなくなります。とくに卵巣から女性ホルモンの
エストロゲン
は子宮、卵巣、膣、乳房などの女性性器の発育を促すだけでなく、骨量の調節する機能をもつため、長期的に生理がとまってしまうと、骨粗鬆症の恐れがあります。3ヶ月以上ない場合は、産婦人科へ。
生理前のイライラ・憂鬱になる場合
生理前に、些細なことが気になって落ち込んだり、イライラして人にあたったり、ひどく眠くなる、身体がむくむ、過食や便秘や下痢と言った症状を経験している人は多いはす。
これは『
月経前症候群
(
Pre Menstrual Syndrome
)』、通称
PMS
といわれる症状です。
PMS
が症状が出るのは月経周期の中でも排卵後の黄体期。
プロゲステロン
が多量に分泌しており、心身ともに妊娠期と似た症状が出ます。
PMS
の症状が表われるというのは、きちんとした排卵があり、比較的規則正しい生理がある人です。
それでも、気になるこの症状を緩和するには、規則的な運動。運動は脳内ホルモンのBエンドルフィンを高めます。このホルモンはストレスを解消してくれます。栄養面ではビタミンB、C、Eを十分補給して、免疫力を高めます。またマグネシウム不足は疲れやだるさ、むくみカルシウム不足は神経興奮やイライラの原因です。サプリメントなどでも、取り入れましょう。逆に避けたいのは、カフェインやアルコール、糖分の取りすぎです。また、
PMS
の症状は特に空腹時に強く出るので、規則正しい食事を心がけましょう。
出血が多い・血の塊が出る場合
1回の生理のときに出る血液の量は約50〜180mlです。実際に図ることは難しいですが、1時間もしないうちにナプキンを取り替えるようでしたら、生理の血量が多いと考えられます。
径血は剥がれ落ちた子宮内膜(粘膜)と剥がれた子宮壁からの出血、粘膜の混ざったもので、それらは酵素の働きで液体化されます。その働きが行き渡らず、内膜が塊のまま出てくることは、健康な女性の月経にも良くあることです。しかし、かたまりがあまり大きく径血の量も多いなら、ホルモンのアンバランス、子宮筋腫、子宮内膜症の場合もありますので、婦人科に診断してみてください。
生理でもないのに出血する場合
生理の始まりと次の生理の始まりの中間に、排卵があります。このとき、生理痛に似た痛みは、排卵痛といい、卵胞の皮をかぶって卵子が卵巣の外に飛びたすときの刺激のせいです。痛みは、数時間でなくなるので、疾病ではありません。同じく排卵期の出血は『
中間期出血
』といい、ホルモンの増減変化によって起こる子宮内膜の破綻により出血なので、3〜5日なら心配要りません。
しかし、出血量が多い、痛みが何日も続く場合は、子宮筋腫・子宮ガンの可能性があるので、婦人科に相談してみてください。
鎮痛剤を服用しすぎるときかなくなる?
先月は生理痛がひどかったけど今月はそうでもなかったというのは良くある話。痛みは主観的なもので、体調や精神状態でも軽いか重いかの感じ方は変わるもの。
痛み止めを飲んでいるから大丈夫、という気持ちも大きいので、痛いときは我慢しないで鎮痛剤を飲むのも1つの方法です。月に数回飲むだけなら飲みすぎて利かなくなるということはありません。鎮痛剤を飲む時は、痛み始める少し前から飲むのが効果的です。
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